認知症の症状と予防法

認知症とは、脳細胞が壊死・減少することで起きる病気で、原因はさまざまです。認知症にも種類があり中でも多いのがアルツハイマー型認知症と、脳血管性認知症です。アルツハイマー型認知症は、男性よりも女性の発症率が多く、脳内に特殊なたんぱく質が溜まることによって脳細胞が壊死して減っていくことで起こります。一方の脳血管性認知症は、脳梗塞や脳出血などの病気によって脳細胞に栄養が行き渡らなくなることで起こります。
これらは高齢者が発症することが多く、一般的な症状として、同じことを何度も言う、直前のことが思い出せない、人の名前がわからないといった記憶障害と、時間や季節などの感覚が薄れていく見当識障害などがあります。これにより迷子になってしまったり、どこか遠くに歩いて行ってしまったりといった行動をするようになります。
認知症の大半を占めるアルツハイマー型認知症や、脳血管性認知症は、高血圧・糖尿病などの生活習慣病が関係しているとされています。野菜や果物、魚介類などを中心とした食事を心がけたり、適度に体を動かすといった規則正しい生活をすることで認知症の予防に繋がる可能性があるとされています。また、認知症対策の一つとして、記憶力を使って脳機能を鍛えるトレーニングというものもあります。
認知症は早期発見により薬やトレーニングなどで、進行を遅らせることができます。また、薬により症状が改善していく場合もあるため早期発見することが重要になってきます。

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